2022.05.09
2022/05/09
家を新築、またはリフォームしてから永久ではありません。
生活の中で消耗し、年数が経つにつれて劣化していくものです。
メンテナンスを怠ると、家の寿命はどんどん短くなってしまいます。
かと言って、どんなタイミングでメンテナンスを行い、
家各場所の持ちはどのくらいなのか?家電機器はどのくらいで壊れてしまうのか?
など、時期を知らないといざ壊れてしまった時に、修理に時間がかかり、
ボイラーなどは長期で利用できなくってしまう事があります。
お湯が出ない!雨漏りが起こってしまった!ガスが使えない! なんて事にならないように、しっかりと事前に調べておく必要があります。
今回はそんな「家のメンテナンス」についてまとめてみましたので、 家を建てたり、リフォームされてから8年を経過している方はぜひ参考になさってください。
以前も外壁については書かせていただきましたが、外壁の塗り替えタイミングは約10年です。
※塗料などによって異なります。
外壁は長年の雨風により外の分、内装より劣化が進みます。 見てわかるほどの劣化の場合は早急に専門の方に相談しましょう。 放っておくと雨漏りやシロアリの発生の原因になります。
外壁塗装についてはこちらの記事もぜひ参考になさってください。
ボイラーは灯油、またはガスでお湯を沸かす給湯器です。 オール電化の場合はエコキュートです。
両方、15年経過後にはいつ壊れてもおかしくありません。 給湯器は注文してからすぐ交換できるものではありませんので、 エラーが出たり、お湯の出が悪くなった時はすぐに専門の方に見ていただきましょう。
太陽光パネルで発電した直流電力を家庭用の交流電力に変換する重要な役割を担うパワーコンディショナー。 寿命は一般的な家電同様に約10~15年です。
パワーコンディショナーを交換しないまま使用し続けていると徐々に電力の変換効率が悪くなっていきます。 そうなれば売電収入が減り、太陽光発電を利用しているメリットも薄れてきます。
パワーコンディショナーの交換費用は、工事費込みで30~40万円です。
基盤など故障箇所の部品交換する場合は、部品の種類にもよりますが、5万円程度ですむこともあります。
ただし、太陽光を設置するにあたり必ず保証があります。保証期間中の場合は交換費用が無償または割安になる可能性があります。
保証についてはメーカーによって異なりますので、事前に施工会社に確認してください。
一方、太陽光パネルの法定耐用年数は17年、実際には20~30年程度使い続けることが可能と言われています。
パワーコンディショナー本体を交換すれば、
新しいパワーコンディショナーを導入することで発電量が増え、効率よく経済的に太陽光発電を活用できます。
私たちの生活に必要な水回り品。毎日使用するので必ず寿命は来ます。
そんな生活に欠かせない水回りの耐久年数は?
木造住宅にあるユニットバスの法定耐用年数は22年です。
しかし、実際には使用状況や製品によっても異なるものの、、約10~15年程度といわれています。
浴室内のカビが目立ち、錆が浮いてきたり、においが取れないといった問題が起こった場合は、劣化が進んでいる可能性が高いです。
また温度調節がうまく出来なかったり、排水口にひび割れや詰まりなどが起こった場合も交換やメンテナンスが必要です。
浴室の換気扇も重要です。換気がうまくいっていないと、浴室の湿度が上がり劣化やカビの発生がどんどん進みます。
「換気扇のききが悪い、変な音がする」などは早めに専門家に相談しましょう。
ユニットバスは最低でも20年経過したらリフォームを考える時期です。
キッチンは、主に家電製品となる部分。ガス、IH、設置型オーブン、レンジフードがそれぞれ約10~15年です。 ※電化製品の持ちは様々です。
部材単位で交換できる場合もあるので、メーカーに問い合わせてみましょう。
とは言え20年使用したキッチンは油汚れや長年の使用で劣化している部分も多いはず。
耐用年数を過ぎた設備は修理よりも交換をおすすめします。
最新のキッチンなら、新しい技術も加わり一層使いやすくなっているはずです!
トイレの耐久年数は長く、一度設置すればなかなか簡単に壊れるものではありません。
ただ、タンクが10年、配管は20年で交換の時期を迎えるといわれています。
最近のトイレには温水洗浄機が付いていることが多いですが、こちらも寿命は10年といわれています。
また、便器の汚れや匂いが気になる場合はリフォームのタイミングかもしれません。
一般的とされている床材ごとの耐久年数は、複合フローリングが10~15年、無垢フローリングが30年以上を目安としています。 だた3年ごとワックスをかければ木も長持ちし、張り替えをするリスクは減ります。
しかしフローリングの上を歩くとギシギシと音がする場合、フローリングの張り替えサインと考えられます。
経年劣化によって床板が反ったり、縮んで隙間が開いたりしていることが考えられます。
床鳴りや軋みはフローリング材の張り替えだけでは解決しない場合もあります。
フローリングだけでなく床を支える構造部が劣化している可能性もあるため、
専門業者に床下を点検してもらうなどして、原因を正しく理解した上で対処するのがおすすめです。
壁紙は月日が経過すると黄ばみや破れ・剥がれなどが目立ってきます。
耐用年数に約5年~10年ですが、生活していてすぐに必要なものではないので、
内装のリフォームは「自分が気になり始めたら張り替えの時期」と考えることが良いでしょう。
外部にあるウッドデッキは木製であれば劣化は早いです。
メンテナンスしなければ、10年もしない間に朽ちてしまいます。
長持ちさせるために、使う材質によりますが2年に1回は木部塗料を塗った方が良いでしょう。
※キシラデコールなど
今回は家部位の耐久年数についてまとめてみました。
私事ではありますが、我が家も家を建ててから8年経過しました。
外壁にはカビが生え、ウッドデッキはボロボロです。
去年はトイレのウォシュレットが壊れ…
つい先日洗面台の水道が水漏れし、床がびしょびしょになりました。
こんな風に生活と年月の経過によって家は劣化しメンテナンスが必要になってきます。
「リフォームのタイミングかも?」と少しでも思うところがあれば、お気軽にご相談くださいませ。
読んでいただき、ありがとうございました。