COLUMNお役立ち情報

最近の投稿

  • 換気扇,レンジフード
  • 2023.05.15
  • キッチンの換気扇特集
    おしゃれなレンジフード…続きを読む
  • 給湯器
  • 2022.08.01
  • 家の点検は?交換時期は?
    各部メンテナンスのご紹介…続きを読む
  • メンテナンス
  • 2022.05.09
  • 家の点検は?交換時期は?
    各部メンテナンスのご紹介…続きを読む
  • フロートトイレ
  • 2022.04.11
  • インスタで流行りの
    浮いてるフロートトイレとは?…続きを読む

2022.08.01

2022/08/01

家の点検は?交換時期は?
各部メンテナンスのご紹介

給湯器

今まで使っていた灯油ボイラーを新しい給湯器に買い替える際、従来の灯油ボイラーか、エコキュートに買い替えるかで迷うことがあると思います。
また、灯油ボイラーからエコキュートに交換したいという方もいるのではないでしょうか。
どちらを購入すべきかは、ご自身がどのような給湯器が欲しいかによって違います。
そこで今回は、灯油ボイラーとエコキュートの違いや、灯油ボイラーからエコキュートに交換するメリット・デメリットなどをご紹介します。 給湯器でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ボイラーとエコキュートの違い

ボイラー,エコキュート

灯油ボイラーとは?

灯油ボイラーは、灯油のエネルギーでお湯を沸かす石油給湯器です。
灯油が燃料で、角形や円形型、壁面取付型や床置き型など、さまざまな形状のものがあります。 最近の住宅では灯油ボイラーはあまり目にしませんが、数十年以上前までは一般住宅で多く使われており、現在でも豪雪地帯や寒波の厳しい地域では使われています。
最も大きな特徴は、非常に熱量や給湯力が高く、ランニングコストが電気温水器やガス給湯器と比較して安いことです! また、一容量あたりの熱量が多いので、小さい灯油ボイラーは、灯油の量が少なくても長時間利用可能です。

しかし、電気温水器やガス給湯器と違って、灯油ボイラーは灯油を灯油タンクに確保する必要があります。 屋内、屋外のどこかに設置しておいた灯油タンクに灯油が無くなると補わなければなりません。
ただし、一定量以上の灯油タンクを設置するためには、設置する為の資格が必要になり、豪雪地帯では安定して灯油を確保するのが難しいということもあります。

エコキュートとは?

エコキュートは、電気と大気の熱を利用してお湯を沸かす給湯器の総称です。
「自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯器」と正式には呼び、ヒートポンプ技術を採用した電気給湯器で、エコキュートの特徴は二酸化炭素を冷媒に使用していることです。 エアコンでも使用されているヒートポンプ技術は、大気の熱を取り込み圧縮することで、さらに高温にしたものを利用し水道水を温めます。 貯湯タンクユニット内に貯まったお湯は最高90℃と高温であるため、水道水と混合弁で混ぜて、適した温度にまで下げて色々な所に給湯して使えるようになっています。

同量のお湯を沸かす為に必要とするエネルギーをエコキュートが1とすれば、灯油ボイラーが2になるため、灯油ボイラーよりもエコキュートの方が効率よくお湯を沸かせる給湯器といえます。

給湯の方法

灯油ボイラーとエコキュートの給湯の方法の違いは、エネルギーだけでなく仕組みも違います。

ほとんどの灯油ボイラーは、お湯を使う時に必要な分だけお湯を沸かして給湯する「瞬間式」を採用しています。 蛇口を開くと給湯が始まり、ボイラー内で温められたお湯が給湯されます。 (減圧貯湯式という別の仕組みもあります。)

一方、エコキュートは全て「貯湯式」を採用しています。 夜間にお湯を沸かして、貯湯タンクユニットにお湯を貯めておき、昼間に貯めたお湯を使うものです。 すでに貯湯タンクユニットの中にお湯が貯まっているため、震災などで断水になっても生活用水として使えることがメリットです。
また、一部のエコキュートでは、貯湯タンクユニットの中のお湯を飲用水として使うこともできます。 断水になると灯油ボイラーは、瞬間式なのでお湯が沸かせない為、エコキュートの方が非常時を考えるとオススメです。

灯油給湯器(ボイラー)の交換時期

ボイラー,エコキュート

灯油ボイラーの交換時期は機種によって違っていますが10年~15年とされています。(メーカーが設計標準使用期間として設けたもので、目安です。)
交換時期は、給湯器の使用方法や環境、メンテナンス方法などで違うことがあります。 灯油ボイラーを長く使用したいのであれば、メンテナンスを定期的に行うことがいいですね。

ノーリツの石油給湯機器エコフィールの紹介

ボイラー,エコキュート

ノーリツの高効率石油給湯器「エコフィール」は、これまで捨てていた排熱を使いお湯を作り「もったいない」を再利用
ほとんどの灯油のエネルギーをお湯に変える高い技術は、熱効率を95%にまで引き上げ、二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減。 灯油の節約、さらに従来の排気温度は約200℃にもなりなすが約60℃まで抑えた「環境配慮型」の給湯器です。 待機時消費電力もわずか1.0W 、消費電力80Wと小さく省電力。
ノーリツ石油給湯器のメインの基板は、水分や衝撃にも強い樹脂でポッティング加工されているので長持ちします! 「良いものをできるだけ長く使う」ことはエコに貢献します。こだわったモノづくりの考え方が表れていますね。

機能性

「スマート配管クリーン」は、中まで見えない気になるふろ配管を、ふろ湯温、入浴人数、気温から配管の汚れを想定して自動でかしこく洗浄します。 外出先やリビングなどどこからでも「専用アプリ“わかすアプリ”」を使って、給湯器の遠隔操作が可能です。 帰宅途中にアプリ操作でお湯はりしておけば、家に着くころにはお湯はりが完了!

商品ラインアップ

エコフィール対応機種は4つ。

・「石油温水暖房付ふろ給湯機(OTH)」
スイッチ1つでフルオートでお風呂が沸かせ、直圧式のパワフルシャワー。給湯・追いだき機能も同時に行えます。

・「石油温水暖房専用熱源機(OH)」
コンパクト設計で快適性、環境配慮を追求。据置台も揃い設置バリエーションも豊富です。

・「石油ふろ給湯機(OTQ、OTX)」
お風呂が沸かせる石油ふろがまと、家中に給湯する石油給湯機がひとつになったもの。洗面・台所・シャワーにプラスして、おふろで追いだきもできます。

・「石油給湯機(OQB・OX)」
洗面・台所・シャワーと1台で家中の給湯をまかなえます。

寒波の厳しい地域に適した「寒冷地用」給湯器も充実しています。

灯油ボイラーからエコキュートに交換できるの?

ボイラー,エコキュート

灯油ボイラーからエコキュートへは交換するには、設置工事が必要になります。
これまで利用していた灯油ボイラーを撤去し、基礎工事を行います。 エコキュートは、貯湯タンクとヒートポンプユニットを設置しなければいけないので、灯油ボイラーと比較すると、かなり広い設置スペースが必要です。 エコキュートの設置スペースを確保できるか?を確認しておきましょう。

基礎工事が終わるとエコキュート本体取付工事と続きます。
最後にリモコン設置工事で終わりますが、次のようなトラブルが設置場所の条件によっては発生します。
「地盤が緩い」
「エコキュートとお風呂が遠い」
「分電盤の交換・幹線張替え」
「寒い地域」
これらの対策として、設置工事にプラスして追加工事が必要になり、施工費用が高額になってしまう場合があります。

ダイキンのエコキュートの紹介

ボイラー,エコキュート

ダイキンのエコキュートは、大気の熱エネルギーとヒートポンプ技術を使った地球にやさしい給湯器です。
くみ上げた空気中の熱をヒートポンプユニット内「自然冷媒(CO2)」で圧縮してさらに高温化し、貯湯タンクからの水をその熱に伝えてとても効率的にお湯を作ります。
空気の熱でお湯を沸かすので、電気エネルギーだけでお湯を沸かすのに比べて消費電力は約1/3と省エネ。
腐食劣化を防ぐため貯湯ユニットに高品質なステンレスを採用しているので、10年前のヒートポンプが故障しても、貯湯ユニットはそのまま使用し、ヒートポンプの交換工事だけですばやく工事が完了するのも嬉しいですね。

機能性

湯量設定の「おまかせモード」は、お湯の1週間分の使用状況を学習し、自動で無駄なく必要湯量を沸き上げて最適な省エネ運転を行います。
早めにお風呂をすませたり、自動沸き増しをしなくてもお湯の量が間に合うときは「沸き上げ一時休止」、数日間旅行などでお湯を使用しないときは「沸き上げ休止設定」を活用できます。 リモコンのメニュー内「表示モード」で切に設定し、待機時の消費電力を減らせます。

商品ラインアップ

お風呂の機能に応じて3つのタイプから選べます。

・「フルオート」ボタン1つでお湯はり・保温全ておまかせの全自動タイプ
・「オート」設定した湯温・湯量でお湯はり自動タイプ
・「給湯専用」蛇口からシンプルに給湯する給湯専用タイプ
・外気温-25℃まで運転可能な「寒冷地仕様」、潮風にも強い「海浜・臨海地域向け」給湯器も用意してます。

エコキュートのメリット・デメリット

ボイラー,エコキュート

最適な給湯器を選ぶために、エコキュートを導入する前にメリットとデメリットを把握しておきましょう。

エコキュートのメリットは?

メリット①光熱費が安くなる
最大のメリットは、お湯を作るための光熱費が安くなることです。
電気代が安い夜間に動くので電気代を抑えられ、月々の光熱費が節約できます。

メリット②大気の熱を利用するのでエコ
大気の熱と電気を利用してお湯を作るので、二酸化炭素の排出を大幅に低減でき、環境にやさしく地球温暖化防止に貢献できます。

メリット③災害時にタンク内のお湯が使える
水道や電気が止まってしまった非常時に貯湯タンク内にお湯が貯まっっていれば、備え付けの「非常用水栓」からお湯を取り出すことが可能です。

メリット④補助金が出る場合がある
エコキュートを購入する際、自治体から補助金がでる場合もあるので、事前に各自治体に補助金の有無を確認してみましょう。

エコキュートのデメリットは?

メリット①初期費用が高くかかる
エコキュートは灯油ボイラーと比べると、初期費用が高くかかります。 月々の光熱費は安くなりますが、設置するためのコストを含めたトータルコストも考えましょう。

デメリット②お湯切れの不安
来客や1日に何度もシャワーに入る人がいたり、お風呂を沸かし直したりすると、途中でタンク内のお湯が底をついてしまう“お湯切れ”の心配があります。 エコキュートのタンク内ではお湯が不足しそうになると、自動的にお湯が作られますが、お湯を作るスピードが消費するスピードに追い付かない場合はお湯切れが発生しやすくなります。
普段シャワーを中心に利用していた方も、冬に近づく季節には浴槽にお湯を張る生活に変化することも多いと思います。生活パターンを把握して、最適な設定・機種を選んで、お湯切れの発生に気を付けましょう。

デメリット③広い設置スペースが必要
貯湯タンクとヒートポンプユニットの2つを室外に平置きで設置するのに一畳分くらいのスペースが必要です。 最近ではかなりスリム化した薄型のものも多く普及しているので、導入できる可能性があります。

デメリット④シャワーの勢いが弱い
エコキュートは貯湯式のため、ガス給湯器と比べて水圧が弱くなります。 一般的な水道水は500KPa程度の水圧ですが、通常のエコキュートの場合、貯湯タンク内の耐圧に耐えるため190KPa程度まで減圧されます。 エコキュートの製造メーカー各社とも高圧力型もありますが290KPa~360KPa程度まで減圧され水圧が弱くなってしまいます。

デメリット⑤低周波騒音のトラブル
エコキュートは深夜電力を利用してお湯を作るので、夜中に稼働します。稼働する際に40㏈程度の静かな低周波の音がでます。 近隣の方の寝室の近くなどの場合、思わぬ騒音トラブルになることもあるので、隣家との距離なども考えながら設置場所を選ぶ必要があります。

まとめ

ボイラー,エコキュート

設置場所や生活スタイルによって灯油ボイラーが向いている家庭、エコキュートが向いている家庭があります。
灯油ボイラーと比較してエコキュートは初期費用が高くかかってしまいますが、光熱費を抑えることが出来て省エネ、万が一の災害時にも 貯湯タンク内のお湯が使えたり、環境性能にも優れているなどのメリットがります。長期的に使用することを考えたらトータルコストは魅力的です。 しかし、お湯切れの不安やシャワーの圧が弱いなどのデメリットもあります。
導入後に後悔しないように、買い替えを検討している方は、まずはエコキュートを取り扱っているリフォーム会社や施工業者に相談してみてください。 もちろん当社でも、給湯器のご相談やご不明点等承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

読んでいただき、ありがとうございました。

2022.08.01 Posted by YUIMARL+1 PM2:59 │