食洗機は、家事の時短にも繋がるとても便利な家電です!
今回ご紹介する「ビルトイン食洗機」とはキッチンのシンク下や、キャビネットなどに組み込むタイプの食洗機のことを言います。
ビルトイン食洗機なら、キッチン周りの見た目もスッキリ!
この記事では、ビルトイン食洗機のメーカー、特徴・機能についていろいろ解説していきます。 お使いの食洗機が上手く作動しなくなったり、エラーが増えてきたりする前に交換をご検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
どの食洗機メーカーがよいのか選ぶ際に、押さえておきたい重要ポイントは5つです!
5つの中でどれが最も重要かで、ご自宅に合うビルトイン食洗機の希望メーカーを絞りやすくなります。
ここでは海外・国内メーカー6社について簡単にご紹介致します。 詳しく知りたい方は、各サイトもチェックしてみてください。
ドイツの家電メーカー「ミーレ(Miele)」は、国内メーカーよりも大容量なのが魅力敵! お鍋、フライパン、大皿といった食器類も簡単に収容できます。
国内製食洗機との大きな違いとして、開閉はフロントオープンタイプを採用しています。
ミーレは幅60㎝の大容量モデルと、日本のキッチン事情に合わせた幅45㎝モデルもラインナップされており、 どちらも庫内は3段引き出しラック構成なのでとても便利です。
最高75℃の高温洗浄、少ない水でも汚れを落とす「スプレーアーム」は上中下の3ヵ所に設けられ、カトラリートレイの隅々まで洗浄。
予洗いなしで時間が経った汚れもすっきり洗浄されるので、食洗機に食器を入れる前にサッと流す手間がいらなくなります!
高い洗浄力でありながら運転音は41㏈と、耳をすませば聞こえる程度の静かさ。
また「EcoPowerテクノロジー」給水システムにより、消費電力量水量ともに大幅に低減。
「自動(センサーウォッシュ)プログラム」を使用した場合、最小消費水量は6.0Lでさらに節水と省エネで経済的。
洗浄後、自動的にドアが少し手前に開き自然乾燥させるオートオープン機能が搭載されています。
ミーレのビルトイン食洗機は、設置する位置、設置するシステムキッチンのサイズなど、 設置条件が国内製食洗機とは異なるため、設置場所の確認が必要です。
ヨーロッパでの大型家電売上NO.1のボッシュ(Bosch)は、現在、食洗機の販売台数で世界NO.1を誇るブランドとなっています! ボッシュ食洗機も開閉はフロントオープンタイプを採用しています。
ボッシュでは、湿気を吸着すると発熱する性質の「ゼオライト」鉱物に着目し、本体の下部に約1㎏の「ゼオライト」を搭載。
庫内を電力を使わずに長く高温に保ち、木製やプラスチック製の乾きにくい食器も綺麗に乾燥してくれます!
しかもゼオライトは交換不要で、半永久的に使用できるという優れもの。
ボッシュ食洗機はゼオライト・ドライを搭載した幅60㎝モデルと、スタンダード、ゼオライト・ドライを搭載した2種類の幅45㎝モデルがあります。 また庫内の余熱で洗浄水を温める「ヒートエクスチェンジャー」機能を搭載しており、ガラスや食器の急激な温度変化を抑制するので、損傷を防ぐことができます。
ボッシュビルトイン食洗機も、海外製食洗機なのでご自宅のシステムキッチンに取り付けできるか確認が必要になります。 国内製食洗機からの買い替えや食洗機が取り付けられていないキッチンでも条件を満たせば、ボッシュ食洗機なら設置できる可能性が高いです!
ビルトイン食洗機を日本で初めて開発したパナソニックは、国内シェアも高く、節水性、節電に優れています。
パナソニック食洗機の最新機種「M9Plusシリーズ」は、汚れ量や食器量に応じて適切な洗剤を自動投入する「液体洗剤自動投入」や洗浄前と後の庫内のニオイを抑制、除菌する「ナノイーX」を搭載。運転コースも自動でさらに手間が省けて便利!
「9シリーズ」は高圧水流・高温で洗うと同時に除菌もできる「ストリーム除菌洗浄」で、庫内の食器類を清潔に保管できます。
食器量・汚れ・室温この3つのセンサーの連携による12パターンのセンシングで、状況に最も適した運転制御を実現。 乾燥時間、すすぎの回数や加熱量を抑えて運転するので節水&省エネ!水の使用量を最大約16%カット、電気の使用量を最大約12%カットします。大容量の幅60㎝ワイドタイプは、食器のセットもラクラク!
リンナイはビルトイン食洗機の開発、販売、既存食洗機の取替えなどに力を入れていて「デザイン性」「機能性」を求める方にオススメです。ステンレス素材のドアパネルは、どんなキッチンでも自然と馴染み洗練された印象に変えます。
家族構成や機能に合わせてハイグレード、ミドルグレード、ベーシックモードの3種類をラインナップ。グレードごとカゴ形状も選べます。
シャープのプラズマクラスター技術を搭載し除菌・消臭効果機能があるのもリンナイだけ!
庫内に「銀イオンのカートリッジ」をセットすることで、洗浄から高温水すすぎの工程で銀イオンが溶け出し、庫内や食器に抗菌コートを生成。銀イオンの除菌効果で清潔な状態を保つことができます。
三菱のビルトイン食洗機の一番の特徴は、静音性!業界最小の静音設計で運転音は約34.5㏈と、図書館以下と驚きの静かさで、キッチンに隣接するダイニングやリビングでも運転音が気になりません。
全ての最新機能を備えたプレミアムモデルは、タッチセンサーに触れるとドアオープンをアシストする「タッチDEラクドア」を搭載。食器が沢山入っていても、力を入れずにドアを開けることができます。
他のモデルに搭載されている「取っ手もラクドア」は取っ手を握ると、本体内部の装置がドアを押し出し、小さな力で引き出せるので腕に負担をかけません。
電極・光学・温度の3つのセンサーで食器量、汚れを見分けて洗う「おまかせエコ」でエコ運転。かしこく節水、節約します。
つけ置き洗いと同様の効果う生み出すミスト+関節噴射で落ちにくい汚れをふやかす「シャワーミスト」は、浮かしてはがし食器の汚れを落としやすくします。
また全モデルに、回転しながら庫内の下から噴射する水流と、上カゴに向かってDCブラシレスモーターで水平方向の洗浄を中心に行う水流の
ダブル水流で汚れを飛ばす「ターボ噴射」を搭載。噴射角度や方向が変化しムラなく洗浄できます!
日本で初めてシステムキッチンを開発したメーカー、クリナップのビルトイン食洗機はパナソニックやリンナイなどが委託製造をしているため、他メーカーへの交換が可能です。
幅45㎝の食洗機にはスライドオープンの浅型・スライドオープンの深型・フロントオープンタイプがあり、同じ型・サイズであればスムーズに交換できます。
低温で洗浄する「重曹モード」では、手洗いと比べても光熱費が抑制できます。使うほどに家計にやさしくランニングコストがお得!
「プラットアームノズル」は、省エネと洗浄力を両立したアームによる洗浄方法です。3D方式採用の機種は上カゴのスミズミまで洗浄します。
上カゴを円弧上にし、回転ノズルの動きに合わせコップ内部への水量が大幅アップした「サークルラック」で、両端の洗いにくいコップも効率よく洗浄可能!
50℃以上の高温かつ垂直高さ2mに達する高圧洗浄「ストリーム除菌」でしっかり除菌。 2段式ノズルが水圧で伸びる「タワーウォッシャー」を採用し、庫内スミズミまで水流が届くので均等に洗浄します。 また「除菌スチーム洗浄」で洗浄工程の前にマイクロレベルのスチーム粒子を噴射し、汚れや菌も落としやすくします。
ビルトイン食洗機を選ぶ際にチェックしておきたいポイントをご紹介いたします。
お鍋、フライパンなどが入るか、入る食器の数などに違いがあるのでどの点を重視するか、実際に使用する上で必要な機能を考慮しておきましょう。
スライドオープン | 扉をそのままスライドさせるスライドオープンタイプは、日本製メーカーが多く主流です 立ったまま食器の出し入れができるので、非常にラクに使えます。 |
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フロントオープン | 扉を手前に倒してカゴをスライドさせるフロントオープンタイプは、海外製メーカーが主流です。 カゴが上下に分かれているので独立してスライドし、一度に洗える食器の数が多くお鍋、フライパンまで洗うことができます。 |
「深型」ディープ | 深型の容量は約60L、一度に47~48点の食器が洗えます。目安として3~6人家族の方に適しています。 家族が少人数であっても、調理器具と食器を一緒に洗いたい方にオススメです。 |
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「浅型」ミルド | 浅型の容量は約40L、一度に37~40点程度の食器が洗えます。1~3人家族の方に適しています。 深型に比べて浅型はランニングコスト、本体価格ともに安くなるので費用を抑えたい方にオススメです。 |
ビルトイン食洗機は準使用期間の10年が使用の目安とされています。
10年を過ぎると、ご使用の食洗機メーカーにて部品が保管されていないことがあり修理できない可能性があります。
また耐用年数を過ぎた食洗機は修理費用が高額になる場合もあります。 10年を過ぎてからの故障は、修理するよりも、思い切って新しいビルトイン食洗機に買い替えたほうがおすすめです。
最近のビルトイン食洗機は洗浄性、機能性も多数備わっている商品が多く、手洗いよりもキレイ・衛生的です。 家事の時短にも繋がり、毎日使うものだからこそしっかり選びたいですね!
キッチンの設備によって取付けできる商品は変わるので、気になるビルトイン食洗機があれば、ぜひ各ショールームへ出向いてみてください。
もちろん当社でも、ご相談等承っております。せひお気軽にお問合せくださいませ。
読んでいただき、ありがとうございました。